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増えている乳ガン

乳ガンが増えている原因は、食べ物の中のトランス脂肪酸が疑われているのです。

最近、若い女性に乳ガンは増えています。これは日本に限ったことではなく、欧米ではより深刻で、私がカナダにおりました2002年当時北米の世間では乳がんは女性の『伝染病』とまでいわれていました。
心筋梗塞や大人の発ガンの原因のひとつとして脂質、とくにトランス脂肪酸があります。トランス脂肪酸は一般的にはショートニングの主成分です。製品の日持ちをよくし、ふっくら感を与え、食感のよさをひきたてます。パンやケーキ、クッキー、スナック菓子、マーガリンなどに使われています。若い女性が好む食品に多く含まれており、乳ガンが増えている原因も食べ物の中のトランス脂肪酸が疑われているのです。バターは動物性脂肪だから健康に悪く、マーガリンは植物性脂肪だから安心だということは誤解といえます。

油っこい洋食がガン患者を増やす

日本人の食は欧米化されてきました。洋食の中でも油っこい食べ物を食べていると、これを消化するためにたくさんの胆汁が必要となります。すると、多量の胆汁が混ざった脂っこい消化物が大腸へと送られ、腸内の環境を大きく変えてしまうのです。つまり、腸内細菌が変容して乳酸菌の多い状態から悪玉菌が増えてしまいます。腸の中はまさに化学工場です。そして生まれるのが発ガン物質です。その発ガン物質が大腸の粘膜に作用して、小さな炎症を起こし、繰り返されることが大腸ポリープや大腸ガンを引き起こす原因になります。さらに腸内容物は腸から体内(血管内)へと吸収され、乳腺や前立腺膵臓、尿路などの外分泌腺の分泌液へと分泌されます。血管内に入った怖い物質としては、タバコの煙が肺から血管内に入ることと同じで、これも外分泌腺に出てきます。
 乳腺に達した発ガン物質は乳ガン、前立腺前立腺ガン、膵臓膵臓ガン、尿路は膀胱ガンの原因となるのです。前述のとおり、女性では乳ガンの患者数は増えていますし、男性の場合前立腺ガンが増えており、若年化しています。そのほかに膀胱ガンや膵臓ガンは男女ともに増加しています。

がんの潜伏期間にがんを予防

ガンの場合、小指の頭くらいの大きさになるのに15年ほどかかります。これは1立方cmほどですが、そうなるとレントゲンなどの検査でも影となって写ることもあり、ときには見逃されることも少なくありません。ガンの“潜伏期間”といってもいいでしょう。それを過ぎると、腫瘍は急激に大きくなるのです。
 ガン予防には、“潜伏期間”における第1次予防、早期発見、早期治療の第2次予防、能動的病気療法や統合医療の第3次予防の3種類があります。この“潜伏期間”のうちに手を打っておくと、ガンの発症は抑えられますから、まさに予防のチャンスなのです。そのためには洋食より和食をお勧めします。日本人の喫煙率は欧米人より高いものの、肺ガンの発症率は欧米より低い。これには和食が発ガンを抑制するように影響していると考えています。  

正常な細胞がガン化して腫瘍となるには、そのきっかけとなる因子と促進させる因子があり、双方に関与しているのが活性酸素です。活性酸素は体内の酸素から発生し、強い毒性を持っています。喫煙は活性酸素を発生させますし、タバコはまさしく活性酸素そのものといってもいいでしょう。
 第1次予防では、活性酸素を除去する抗酸化食品や禁煙、免疫調整食品、抗性ホルモン食品、抗炎症性食品などを摂取するようにします。食品の代わりにサプリメントを使ってもかまいません。

医師・研究者の間で高い評価の米ぬかアラビノキシラン

近年の研究で食物繊維が腸内環境を改善したり、免疫系に好影響を与えることが明らかにされています。食物繊維の働きに注目し、中でも日本人に食生活に深く関わる米ぬかに注目、米ぬかから抽出さけたヘミセルロースは、免疫系に好影響を働きはなく、そこで、シイタケの酵素液を使って、細かく低分子化して吸収しやすくしたところ、免疫調整作用をもつことがわかりました。

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