脂肪肝は、成人の4人に1人
脂肪肝とは、脂質の1つである中性脂肪が肝臓内に多く蓄積する状態で、メタボリックシンドロームに合併しやすく、放置すると肝炎などを引き起こしてしまいます。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、余分なエネルギーはグリコーゲンや中性脂肪につくり替えられ、体にたくわえられます。中性脂肪は腸間膜(内臓脂肪)や皮下脂肪組織にたくわえられるほか、肝臓にも貯蔵され、肝細胞の30%以上に中性脂肪がたまると脂肪肝と診断されます。
肝臓にたまる脂肪そのものは内臓脂肪から区別されますが、脂肪肝の多くはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を合併しており、脂質異常を起こしやなり、動脈硬化の原因になります。糖尿病を合併する人も少なくありません。
大量に溜まったり、ストレス、遺伝子の影響等で炎症が加わって慢性肝炎に移行します。
そうすると肝臓の細胞が破壊されたり肝臓の働きが衰え、その後、肝硬変から肝臓がんへの移行する危険性が高まります。
アルコールほ肝臓で解毒され、その時に出来るアセトアルデヒドや活性酸素が肝臓にダメージを与えて肝炎を起します。
日本でのアルコール性肝炎は予備軍を含むと300方人程度、アルコールが原因でない非アルコール脂肪性肝炎は、その予備軍も含て2000万人と想定されています。
その非アルコー性脂肪性肝炎の元になるのが脂肺肝で、高脂肪食の多量摂取、運動不足、肥満、メタボが原因です。
脂肪が肝臓に溜まけでなく、肝臓がんまで進行する危険性が高まります。
フエカリス菌FK-23菌の新たな効能がこのほど京都府立医科大学との3年にも及ぶ共同研究で明らかとなり、イギリスのが学術誌に論文が掲載された。その効能は、最近急増中の脂肪肝の進行を抑制するというものです。