オミクロンとインフルエンザの同時流行の場合に備え、何をしておくべきか。コロナウイルス感染症とインフルエンザ感染症は、発熱やせきなどの症状が似て区別がつきにく、高齢者や持病のある人がかかると重篤になりやすいのも同じです。
コロナは治療法が確立されておらず対応は異なります。
新型コロナで分かったことは
マイクロ飛沫感染という感染様式が、早くから認識されており、3密という場においては、換気の重要性が提言されていまます。
飛沫の小さなものが空気中を浮遊して、2メートル以上の間隔を空けていても、空調などを通じ同じ部屋の人に感染が広がった事例が報告されています。
マイクロ飛沫感染は、どこでも起きているわけではありません。
大きな声を出したり、歌ったりするような場所で発生していると考えられています。
普通のオフィスなどのような場所で、あまり大きな声で話をしない状況では、マイクロ飛沫感染は起きていませんが、念のためオフィスでも適宜、換気をすることを推奨します。
今年3月には、わかっていたのですが、日本では10人の感染者のうち、ほかの人に感染させているのは約2人です。
この数値には、ウイルスの特性による感染の広がりやすさだけでなく、人と人との関係性や距離感なども関係します。
密な関係が多い、マスクが嫌い、といった生活スタイルの国では、より多くの人に感染させている可能性はあります。
重症化の程度を見ていますと、インフルエンザや風邪よりもコロナのほうが高いことがわかっています。
とくに60歳以上の高齢者は重症化のリスクが高く、死亡に至らないまでも重い後遺症が生じる事例も報告されています。
冬に備えておくことは、免疫力を高めておくことです。
子供や高齢者は、免疫力が弱いために病原菌やウイルスに感染しやすく、普通では感染しない菌にも感染します。
抗ウイルス薬がなかったり、あっても耐性ウイルスの出現が問題になる中、予防や自身の免疫力による回復が重要と考えられています。
インフルエンザなどのウイルスが肺に入ると、肺の上皮細胞が破壊されます。そのまま放置すると肺炎となり肺胞が死滅して肺機能が衰え、呼吸ができなくなって死に至ります。
もし、オミクロンやインフルエンザに感染しても、プロテサンで免疫を高めておけば、重症化をさけたり、治りを早くしてくれます。