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前立腺がんの発症リスクを減らす腸内菌

前立腺がんは、近年、高齢者の増加と共に発症数が増加しており、日本国内では男性で最も多いがんになっています。

 

前立腺は消化器ではないが、前立腺がんは食生活と密接に関連することがわかっており、日本における近年の罹患率上昇は、欧米型食生活の普及が一因であるといわれています。

 

一方、腸内フローラ(腸内細菌叢)やその代謝産物は、大腸がんなどのさまざまな疾患に関与することが最近報告されており、新たな治療ターゲットとして注目されています。

 

また腸内フローラに関する米国での先行研究において、前立腺がん患者は特異な腸内フローラを持つことが報告されたことから、前立腺がんと腸内フローラとの関連が示唆されています。

 

そして研究チームは、前立腺がんモデルマウスに高脂肪食を投与して肥満になると、前立腺がんの増殖が促進されることをこれまでの研究から報告しているほか、高脂肪食マウスに抗生物質を投与して腸内フローラを変化させると、前立腺がんの増殖が抑制されることも報告されています。

 

高悪性度の前立腺がんの便にリケネラ、アリスティペス、ラクノスピラといった細菌が多く含まれ、 これらの細菌は短鎖脂肪酸を産生することが知られており、マウスを用いたこれまで研究と同様に、ヒトでも短鎖脂肪酸を産生する腸内細菌が前立腺がんに影響を及ぼしている可能性が示唆されています。

 

前立腺がんの疑いがある152人の日本人男性から大便を採取。

 

その結果、高悪性度の前立腺がんの便にリケネラ、アリスティペス、ラクノスピラといった細菌が多く含まれていることが判明されました。

 

これらの細菌は短鎖脂肪酸を産生することが知られており、マウスを用いたこれまで研究と同様に、ヒトでも短鎖脂肪酸を産生する腸内細菌が前立腺がんに影響を及ぼしている可能性が示唆されています。

 

また18種類の細菌から得られた、便中に含まれる細菌前立腺指標の高悪性度前立腺がんの診断能は、検査の正確性を判断する指標において、感度81%、特異度66%で、前立腺がんを早期に発見するための検査であるPSA検査よりも有用だそうです。

 

これらの結果から前立腺がん発症モデルマウスと同様、腸内細菌がヒトでも高悪性度の前立腺がんに関係しており、前立腺がんが発症進展する原因となる可能性を示唆されています。

 

生活習慣や腸内フローラが改善することで、前立腺がんの発症の予防や進行を抑えることにつながることが期待されるとしている。

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