二チニチ製薬は北海道大学宮崎教授との共同研究で、酵素処理乳酸菌素材゜LFK」がウイルス性肺炎の重症化を防ぐ効果を確認し特許を取得しています。
また、京都府立大学南山教授は加熱処理乳酸菌「FK-23」が生体内で抗酸化作用を誘導することなど、活性酸素病態を中心に研究されています。
鳥インフルエンザが流行し、東南アジアでは60~80%と高い致死率を示していましたが、現地の研究者から「乳酸菌を摂取していた人ほ亡くなっていない、自分自身も飲んでいた」という話を聞き、もしかしたら乳酸菌でウイルス感染による肺炎を防ぐのでないかとと考え、様々な乳酸菌を調べ、LFK菌に辿り着かれたのです。
インフルエンザウイルスに感染したマウスの生存率はわずか14%でしたが、LFK菌を投与すると45%高くなることが確認できました。
生存率が上がったのは、LFKは肺での炎症を起こす物質の産生を抑え、肺胞細胞の死滅を防ぐことで、肺炎の進行を抑制することが分かりました。
また、肺胞細胞が死滅して少なくなっても、LFKが新たな肺胞細胞の増殖を促し、肺の機能を蘇らせるので、ウイルスに感染しても重篤な症状は避けられる可能性が高くなります。
酸菌の持つ抗酸化誘導能すなわち「体の酸化ストレスとたたかう力」も炎症を抑えるのに役立っています。
加熱処理乳酸菌「FK-23 」を人が経口摂取した後に血漿を調べると抗酸化能が、上昇することを確認されています。
腸内細菌やその他細胞に働きかけることで人が食べたときに高い抗酸化力を発揮すると考えられます。
そういった抗酸化誘導能も体内で炎症性サイトカインを減少させているのだろうと考えられます。
最近ウイルス性肺炎で亡くなった方は、血管に炎症が起きて血栓症になっていることが多く、血管に過酸化物質などが過剰に存在すると血管壁に炎症がおこり、それを治そうとして血栓ができ、それが原因で脳梗塞や心筋梗塞になり突然死を引き起こことになります。
普段から抗酸化物質やそれらを誘導する食品を積極的に摂り人れ体の細胞に十分な抗酸化能力があれば、重症化を防ぐ可能性があります。
新型コロナウイルスちこれからワプチンができると思いますが、人間がワクチンを作ってもウイルスは別の型に変異します。
人間とウイルスの知恵の比べコ」になります。
そもそもパンデミックを引き起こすウイルスは遺伝子配列が変めりやすいのが特徴です。
いろいろなタイプの遺伝子配列をつくり、人類が免疫を持たないウイルスが生まれます。
私たちの体にウイルスに対する抗体ができる前に、第一の防御となるのはナチユラルキラー細胞をはじめとする免疫細胞です。
体の細胞の約70 %が腸の周りに集申しています。
よって免疫細胞が活化 し免疫力を高めることが重要ですが、免疫のバランスが崩れると炎症性サイトカインが過剰に放出されてサイトカインストームが起こるので、死に至ります。
普段から免疫バランスを整えることも大切です。
乳酸菌を摂って免疫力を強くするとともにそれに加えて、炎症を抑えるための抗酸化物質を目頃から摂ることも重要です。
赤ワインや緑茶をはじめとしたポリフエノールを多く含む食品や農薬などの少ない地産地消の野菜、各種ビタミン類を含む抗酸化力め強い食品を積極的に摂り、逆に体内の酸化物質を増やす加工食品ばかり摂らないように心がける事が大事です。
ワインは皮がたくさんあるような小さいフドウの粒からできた赤ワインがおすすめです。
皮の部分にポリフエノールがたくさん含まれるので、それが良いです。
詳しいことは