糖尿病や高血圧などのいわゆる生活習慣病や、花粉症、アトピー性皮膚炎、慢性関節リウマチ、膠原病などのアレルギー疾患や免疫疾患は慢性疾患で、寛解や治癒するには長い時間がかかる病です。
病気の囚子をもっている人に、体内にたまった毒素、汚血、疲労、ストレスなど、さまざまな条件が重なると症状が出始め、徐々に悪化して慣性化していきます。
病院に行けば、薬物療法が行われ、糖尿病であればインスリンや血糖降下剤、高血圧なら降圧剤、アレルギー疾患、免疫疾患にはステロイドや抗アレルギー刑、免疫抑制剤などが使われ、どれも症状を抑える対症療法です。
血糖降下剤を飲めば、血糖値を下げて正常に近い値に戻す作用があります。
しかし、糖尿病そのものは治ってはいないので、薬をやめれば、血糖値はすぐに高くなります。
血圧が高いからと降圧剤を飲めば血圧は下がりますが、服用をやめたら、血圧は上昇します。
つまり、化学薬品は、症状を抑えるだけで根本治療ではありません。
がんも慢性疾患で、10~20年かけて徐々できてきて、長年、ともに生きていくことになります。
糖尿病、高血圧、膠原病などの慢性疾患は、死ぬまで化学薬品を飲み続けることになります。
多発性関節炎、全身性エリテマトーデス、帯状疱疹、肺気腫、潰癌性大腸炎、クローン病なども、そのたぐいの病気です。
処方された薬を飲んで、一時的によくなった感覚をもつかもしれませんが、ただ、症状を抑えただけで、化学薬品は異物でずから、体内に老廃物となって堆積します。
血管では血液が汚れて、ドロドロになり、汚血となります。
この状態になりますと、医者は血液をサラサラにする化学薬品を飲むように指示され、胃か痛いと言えば、胃薬が出され、化学薬品が増えるだけです。
効果がみられなくなると、薬の種類や強さを替えます。
対症療法は、病気を治す根本治療ではありません。
高齢になって細胞が老化すると、体内での薬の濃度が上がりやすくなり、成分がなかなか体外に排出されなくなり、薬の毒素は蓄積するばかりです。
つまり汚血が体内に増えて堆積されていきます。