癌克服・癌医療情報

がん医療情報

癌細胞が生まれてから、がんが検査で見つかる大きさになるまでには約10年~15年

がんが怖いのは、他の組織へ浸潤したり、他の臓器へ転移したり、大きくなり臓器を圧迫する所です。体内に癌細胞があったとしても、大きくならずにそこに留まっているのであれば、がんはそれほど怖い病気ではありません。しかし、がんは他の細胞よりも成長速度が早く無限に増殖していく特徴があります。成長するためには栄養が必要になりますが、がんは栄養を補給するために新しい血管を作り(血管新生)、正常細胞に行くはずの栄養を奪い取ってでも成長を続けようとします。癌細胞が増える仕組みは他の細胞と同じく、細胞分裂により倍・倍と増えていきます。しかし、癌細胞が生まれてから、がんが検査で見つかる大きさになるまでには約10年~15年かかると言われています。

一般的な検査でがんが見つかるのは約1センチの大きさになった時です。この時、重さは1グラム、細胞数は約10億個です。1センチの大きさで見つかれば早期発見と言えますが、実はがんが生まれてから既に10年以上経過しているのです。症状の出方は人によって変わりますし、がんができた部位によっても症状が出るまでの期間が変わってきますが、おおよそ2~3センチの大きさに成長すると症状が出てきます。(場合によっては5センチ以上の大きさになっても目立った症状が出ない場合もあります。)

がんは大きくなればなるほど成長速度が早くなります。がんが大きくなるということは細胞数が多くなるということですので、増えた細胞がそれぞれに細胞分裂していき、がんは瞬く間に大きくなっていきます。

増殖期になる頃には全身に転移している可能性が高く、がんの増殖を抑えることは難しいでしょう。仮に抗がん剤でがんが半分の大きさになったとしても、耐性によりいずれその抗がん剤が効かなくなれば、再びがんは物凄い速度で増殖していくことになります。

がんは完全に死滅するまで増殖を続けます。早期がんの状態であれば、手術で治ったり、自然消滅する事もあるのですが、他の組織へ浸潤するような進行がんの状態になってしまうと、治癒するのがとても難しくなります。

手術で全て取り切ったと思っても検査や目視では見つけられないような微小ながんが残っていて、それが大きくなりがんが再発します。また、転移していたがんが大きくなることもあります。

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